目の当たりにすると、感じる魅力。「観音山古墳」

今回は、歴史をぐ〜んと古墳時代までさかのぼってみるのん!

みんなは今、じんわりと古墳がブームだって知ってる?
「古墳にコーフン協会」という団体があるらしく、「古墳を見てると、なんかいいよね!」「古墳に行くと、なんか落ち着くよね!」という感じで、各地で墳活?をしているんだって!女性に人気が拡大中みたいだよ!

古墳は、全国に25万基あるとも言われているんだけど、そのうち群馬には、1万2千基以上もあるそうなんだ。
そ、そんなにあったんだね!!

古墳は、今から1700~1300年前に造られたお墓で、地域を治めた有力者などが葬られているんだ。

群馬には、たくさんの有力者が住んでいたということだね。高崎にも古墳はいっぱい。今日は、綿貫観音山古墳を紹介するのん。

場所は高崎駅から東に6kmぐらい。
現在建設中の関越自動車道高崎玉村スマートインターチェンジの近くだよ。


綿貫観音山古墳は、古墳時代後期につくられた代表的な大型前方後円墳。昭和42~43年に発掘されたんだって。

大きさはなんと全長97m。前方部の幅が63mで高さ9.1m、後円部の径が61mで高さ9.3mもあって、まわりには二重の堀がめぐり、内堀の幅は約30m!うわぁー巨大!!

そしてこの古墳の特徴がすごいんだ!

まずは、見事な石組みの横穴式石室。石室は死者を葬る玄室と通路の羨道に分かれていて、全長12.6mのうち玄室は長さ8.1m、幅4m、高さ2.2mで県内一の大きさ!
壁面は榛名山二ツ岳噴出の角閃石安山岩を、高度な技術で加工し積み上げていて、天井石は吉井町産の牛臥岩が使われているよ。

次にすごいのは、墳丘に並べられたたくさんの埴輪。
群馬県にはすぐれた埴輪があるけれど、ここで発見されたのは造形的にとても立派で有名!当時の人々の生活や風俗、習慣が見えてくるみたい。

そして、特にすごいのが、石室から出土された豪華な副葬品だ。
豊富な数の中でも、銅製の水差しは仏教の影響が見られるデザイン。中国山西省で似たものが出ているらしい。
銅鏡は朝鮮半島の百済の武寧(ぶねい)王の墓で見つかったものとそっくりだから、中国や朝鮮半島とつながりを持っていた立派な人のお墓かも!?

この「綿貫観音山古墳」は、昭和56年には県内初の史跡公園となり公開されていて、外観は誰でも見ることができるよ。

また、出土品は、近くの群馬の森の園内にある県立歴史博物館に展示されているから、お休みの日にあわせて観ると楽しいかも!キミも「墳活」始めてみる!?

(上毛新聞タカタイ 2013年10月25日掲載内容に加筆修正)