ユーモアのある神様は親近感じわじわ!「倉渕の道祖神」

今日みなさんに是非ご紹介したいのは、高崎市倉渕町の道祖神だのん。

倉渕町は平成18年の市町村合併で高崎市の仲間になった群馬県の西部に位置する町だのん。
自然あふれる倉渕ならではの特産物は、みょうがやトマト等の新鮮な野菜や椎茸たち。美味しい山の幸がいーっぱい!

そんな緑に囲まれた美しい山里にたくさんあるのが、『道祖神』だよ。

道祖神というのは、村里の入口にあって外から襲ってくる悪霊を防ぐものとして祭られた「境の神」や「道の神」。
旅の安全や縁結び、子授けや安産の神として信仰されているんだよ。

鎌倉時代、交通の要だった倉渕は「街道の町」として栄えていたの。街道は、江戸期には草津温泉への湯治客や、大名の荷がたくさん行き来して、旅人たちはここで休憩したり、次の宿場を目指したりしたそうなんだ。

そしてこの倉渕には113体もの道祖神が祭られているんだよ!街道としてよその人々が多く通るので、病気や悪霊などの災厄が入ってこないように村や集落の境に神を祭って祈ったんだって。

道祖神の姿はとってもユニークなものもあって、きれいな山並みと田園風景を眺めながら面白い道祖神を探してみる旅もとっても楽しいよ!

いくつか、興味深い道祖神をご紹介するのん!

国道406号を榛名町方面から倉渕へ入ってすぐの県道122号との合流地点に、夫婦和合の姿で人気のある『落合の道祖神』があるよ。

この道は、風戸峠をこえて榛名神社へ通じる参詣路と、草津・信州街道の旧道だよ。


夫婦和合の姿を見せる変わった形のもので、男女の神が仲良く微笑ましい〜。浮世絵を思わせるちょっとエロチックな雰囲気も興味深い!これを見たら「縁結びの神」や「愛の神」と言われるのもうなずけるのん!

のんのんも縁結び祈願をやってみよーっと。

次に『下諏訪神社の道祖神』だよ。
品があるすっきりした姿が特徴的。この男女はお酒を飲んでいるのかなぁ?仲良く寄り添って盃にお酒を注いでいるような感じなんだ。

女神は襟下から裾に赤い色が残っているし、はだしであることも珍しいみたい。
この像がある岩氷は烏川の右岸の中心で、信州街道のそばに建てられていて、きっとみんなが御参りする像だったんだね。
また、この像は天明8戌申十月吉日(1788)の記年銘が刻まれているので、浅間山大噴火や大飢饉のときは、みんなに希望を与えたてくれたんだろうなあ。

『熊久保の道祖神』は銘寛永2(1625)年の年号が刻まれた道祖神で県内最古のもの!優しいお顔で道中の安全を見守ってくれているのん。
熊久保は吾妻方面へ通じる近道で、当時はかなりの通行があったんだ。

そんな色々興味深い道祖神を捜しながら、緑と自然にあふれた倉渕で、縁結びを願ったり昔に思いを馳せながら、君ものーんびり歩いてみてね!

(上毛新聞タカタイ 2014年3月28日掲載内容に加筆修正)